スレッドセーフでコンパイルした SQLite 3 をリンク

2ヶ月ぐらい前に、Mac OS X ではなぜか PDO_SQLITE でファイルへの書き込みが異様に遅い現象を発見しました。(ちなみに :memory: への書き込みは OK)
放置していては PDO_SQLITE を使った開発でストレスが溜まるので、なんとか原因を見つけようとしたものの、良い手だては無く、php.dev だか php.internals で「Mac OS X では --enable-maintainer-zts をつけて PHPコンパイルすると速くなるよ」的な投稿があったので試してみたこともあったけけど PDO_SQLITE には効果無し。*1
そんなこんなで諦めかけていたところ、先日、ひょんなことから解決しました。
バンドルされている SQLite 3.2.8 の代わりに 3.3.4 を使ってみようと思って --with-pdo-sqlite=PATH で外部の SQLite ライブラリを指定したところ、PDO_SQLITE が快適に動くではありませんか。
3.3.4 が良いのではなくて、 --enable-threadsafe 付きでコンパイルしていたおかげのようです。
一方、FreeBSD (6.0) の Ports では THREADS オプションを有効にして databases/sqlite3 をインストールすると databases/pecl-PDO_SQLITE が configure でコケるという現象が。まあこっちは元からまともに動いていたから無理にスレッドセーフにする必要はないんですが。

*1:そもそも PHP のスレッドセーフはまだまだ信頼できない印象がぬぐえず、できるだけこのオプションは付けたくないし。