第4回 闇PHP勉強会レポート

ちょっと遅くなってしまいましたが、スライドを公開します。

スライドだけでなくて壁にマーカーで書いたり、ソースコードを参照しながら発表させてもらいました。

ミックスイン

今回の発表の目玉(?)でもあったミックスイン記法は既存のPHPコード/ユーザーが自然にステップアップできる記法にできたなと自負しているので、是非とも次の次のPHP、おそらくPHP 5.6に入れるべく提案する計画です。(自負とか言ってもScalaの真似ですが)

ミックスイン記法とは別に拡張モジュールとしてAOPサポートを入れようと目論んでおり、それがやりやすいようにAPIを整えるという本末転倒な事も企んでいたり。

Zend Engineのcompilerからexecutorあたりの読みづらさは特筆に値するものがあり、これを改造してちゃんと動くものにするのは多少の慣れが必要ですが、まだまだ改善の余地のある子なので良くしていく手助けができればと思います。

しかしながら、長いことZend Engine 2をウォッチしているとメジャーバージョンアップの度に良くなっている面と、継ぎ接ぎを重ねてつらくなっている面の両方を感じており、CRubyに対するmrubyのような実装が出てくると面白いな、と。

お前が作れと言われたら、できるかできないかわからないけど、やってみたいのでフルタイムでできるお金ください。(笑)

雑感

懇親会では普段PHP界隈で会わない方々とお話できたのも良かったです。PHPの勉強会と思ったら違う何かだったような気がしないでもないですが、楽しんでいただけたなら幸いです。

あと塙さんと「PHPのメジャーバージョンアップで動かなくなるプログラムは、大抵PHPでなくて書いたやつが悪い」という共通の見解が得られたのがちょっと嬉しかったです。「ランタイムでなくコンパイルタイムでもっと大胆にバイトコードを弄る」(超意訳)というアイデアも刺激になりました。

他の方々の発表

追記

このブログでは意図的に「です・ます調」を避けていたのに、うっかり使ってしまいました。以後気をつけます><