さくらのVPSクローズドベータを再募集していたので、応募しました。
デフォルトのOSはCentOS 5.5の64bit版ですが、さくらのVPSを Debian GNU/Linux にする を参考に、Ubuntu 10.04 LTSがインストールできたので、その方法を記しておきます。
・・・といっても、上記リンク先とはインストーラーのダウンロードURLが違うぐらいなので、要点だけ。
ネットワークの設定確認
Ubuntuをインストールする前に、予めネットワークの設定をメモっておきます。
IPアドレスとネットマスクは ifconfig eth0、ゲートウェイは route、ネームサーバーは cat /etc/resolv.confで、それぞれ確認します。
インストーラーの取得と展開
Ubuntu 10.04 LTS (Lucid Lynx) の64bit版をダウンロードし、/boot 以下に展開します。
cd /tmp curl -O http://archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/lucid/main/installer-amd64/current/images/netboot/netboot.tar.gz mkdir /boot/ubuntu-netboot tar xfzv netboot.tar.gz -C /boot/ubuntu-netboot
ブートローダーの設定
/boot/grub/grub.conf に以下の内容を追記します。
title Ubuntu 10.04 LTS install root (hd0,0) kernel /ubuntu-netboot/ubuntu-installer/linux ro root=LABEL=/ console=tty0 console=ttyS0,115200n8r initrd /ubuntu-netboot/ubuntu-installer/initrd.gz
インストール
ここまでの作業はsshでもできますし、sshでしたほうがコピペもできて楽だと思います。
が、インストールはVPSコントロールパネルのリモートコンソールから行わないといけません。
リモートコンソールでrootログイン後、reboot、「Press any key to continue.」とメッセージが出たらエンターキーでも押して、もう一回「あとn秒でCentOSが起動」的なメッセージが出るのでもう一回エンター、カーソルキーで「Ubuntu 10.04 LTS install」を選んでエンターでインストールが始まります。
(以下うろ覚え)
あとは案内に従えばインストールできると思いますが、ネットワークの設定をミスっていると「Bar archive mirror error」となり、ダウンロードに失敗します。
また、インストールの最後の方で「Basic Ubuntu server」「LAMP server」等を選ぶ項目が出てきます。僕はとりあえず最小限の「Basic Ubuntu server」だけ選びましたが、リモートコンソールでログインして sudo aptitude install openssh-server する手間を考えると、「OpenSSH server」も選んでおいたほうが良かったと思いました。(Webベースのリモートコンソールは使いづらいので)